2024年2月22日(木)横浜市立潮田中学校にて開催された職業講話に行ってきました。
当日は中学一年生を対象に開催され、たくさんの企業様が参加してくださいました。
そのうち、はまっ子を介してご参加いただい企業様は3社いらっしゃいました。
- 横浜農業協同組合 岡部 将樹様
- 株式会社アール・エフ・ラジオ日本 高倉 亨様
- 株式会社日京ホールディングス 田中 宏樹様
生徒たちは聞きたい企業の教室に各15人~19人に分かれて集合しました。
1社目は横浜農業協同組合 岡部 将樹様を講師にお迎えしました。
まず、生徒にJA横浜及び農協を知っているか。の質問からスタートです。
JA横浜を知っている生徒数は全体の約1/3、農協を知っている生徒は0人でした。
この認知度を踏まえ、横浜の農業と農家さんを支える横浜農業協同組合(以下JA横浜)の仕事内容を、SDGsを交えわかりやすく話をしてくださいました。
また、隣接のセレサ川崎やさがみなど、全国で約510カ所あるJAですがその全てが別組織であること、さらに農業の他に新規業務や食品メーカー業務も担っているとの説明があり、組織の規模感や多様性に生徒は驚いているようでした。
次に、中学生が身近に感じるようYouTubeの話がされました。
最近では、SNSも積極的に発信されているようで、実際に投稿されたレシピ動画が流されると、生徒たちから「食べたい」「YouTubeチャンネル登録します」との声が多数上がり、大いに盛り上がりを見せていました。
新規事業など組織に変化を起こすポジションで仕事をされている岡部様の講話には、JA横浜の今後の変革に対する熱意を随所に感じました。
最後に生徒からの質問として、売れ筋の野菜や直売所で花が売られていたことなどがありました。
横浜の農家で一番生産量が多い野菜が小松菜であること、農家で生産される作物には花も含まれ、花は農作物より手間がかかるなどの回答がされました。
次に、株式会社アール・エフ・ラジオ日本 高倉 亨様を講師にお迎えしました。
報道記者の一日を追いながら、情報の調達方法について説明をしてくださいました。
横浜市や国会、各省庁にある記者クラブのこと、また、そこに投函される情報提供資料がプレスリリースのきっかけになっていること、そのプレスリリースに取材に行き記事を書くことで皆さんに情報が届いているなど、流れについて詳しく教えてくださいました。
最後に生徒からの質問の中の、なぜラジオの仕事を選んだのか、どんなことが学べるのかでは、学生のころからラジオを聞き身近に感じていたから、人とワイワイしながら仕事をしたいから。
取材によってたくさんの人と会うことで自分の知識が増えたり、価値観が変わるのが面白いとお答えくださいました。
職業を選ぶ上で生徒の皆さんに、いろんな人と話すことが好きな人は放送局が向いているとのアドバイスをいただきました。
高倉様の仕事に対する思いは、どうせ仕事をするなら楽しくやろう!とのことです。
仕事をイヤだと思ったことはなく、毎日笑いながら20年間以上も仕事をしているとのお言葉に、生徒たちも働く人の理想像を目の当たりにした様子で関心を寄せていました。
最後に、株式会社日京ホールディングス 田中 宏樹様を講師にお迎えしました。
講話を始めるにあたり生徒の皆さんに、不動産業に対するイメージを聞いてからのスタートです。
不動産業の中でも、ゼネコン、ハウスメーカー、売買賃貸の仲介業など、さまざまな業種について、生徒の認知度が高いであろう企業名を例に出し、説明をしてくださいました。
次に、物件案内、調査、契約など日経ホールディングスの仕事内容、業務のうえでの重要な点や心がける点など詳細な話が続き、生徒の関心の高まりと共に授業は進みました。
終わりに住宅ローンについての説明です。
これは、中学生のうちに知り、気を付けるべきポイントがあることなどが中心に話されました。
不動産売買における銀行の役割や、不動産業を経済の観点での説明もされ、生徒の皆さんは、売り手買い手、両方のイメージを持って受講することができ、先生方も興味を持って聞かれていました。
生徒の皆さんは自分ごととして捉えることができたようで、とても興味深く聞き入っている様子でした。
佐藤様の仕事に対するやりがいについてのお話です。
一つ目は、感謝されること。売りたい人、買いたい人のあくまで仲介役であるのに、とても感謝されるそうです。「あなたがいてくれてよかった」とのお声をいただいたときは、とても嬉しかったとのことでした。
二つ目は、成果に応じたお給料がもらえるということだそうです。お給料の仕組みや内訳など細かい部分までお話してくださいました。
最後に生徒に向けて、失敗してもいいからとにかくいろんな事にチャレンジしてほしい、長く続けることは大事だが、チャレンジして続かないならすぐに次の違うことにシフトする、そうすることで自分の輝ける場所を探してほしいという中学生に対する思いをお伝えしてくださいました。
質疑応答では、不動産業界に関する質問や、物件についての質問、お給料に関することなど様々な質問が上がりました。どの質問にも丁寧に具体的にお答えくださいました。
今回も各企業の講師の方々のお話は仕事に対する熱意を随所に感じ、またその思いに生徒たちも応える熱心な姿勢で参加しており、非常に充実した講話となりました。
弊社は今後も中学生のキャリア教育に寄り添ったお手伝いを続けてまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。