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西金沢義務教育学校の授業参観を見学しました

2023年2月9日(木) 金沢区にある横浜市立義務教育学校西金沢学園にて行われた、金沢区役所連携型特別授業の様子を見学してきました。

当日は7年生(中学1年生)を対象に、はまっ子防災ガイドを用いた授業が行われました。

講師を務めてくださったのは、横浜市金沢区総務課危機管理室・地域防災担当の永田係長と地域防災ボランティアの岡さんの2名の方です。

まずは、1人目の講師である危機管理室・地域防災担当の永田係長より防災ガイド巻頭ページにある防災意識診断からスタートです。

学習の前に 「自分の防災意識がどれくらいあるのか?」 を知るところから始めました。

生徒たちはフローチャートに沿い楽しみながらYes or No で進み、結果にたどり着いたところで改めて自分の防災に対する意識レベルを確認できたようでした。

結果は挙手により自己申告してもらったところ大半の生徒が意識の高い方から2番目の“もう少し” という結果になりました。

この結果を踏まえ、生徒の皆さんに「もし、こんなことが起こったらどうしよう?」をイメージしながらはまっ子防災アニメーション動画を視聴していただきました。

アニメーション動画が流れると、皆さん非常に真剣な面持ちで熱心に見ていました。

アニメーション視聴後は備蓄の学習ということで、はまっ子防災ガイドの「災害時に役立つ備蓄品」のページを使い付属のワークシートに沿って授業が進みます。(※ワークシートもはまっ子防災プロジェクトのものを使っていただきました。)

1人1日に必要な水(飲料水+生活用水)やトイレが使えなくなった時の対処法等、ワークシートに記入しながら、生徒の意見を積極的に聞き出し、活発な授業が展開されていきました。

続いて2人目の講師、岡さんより東日本大震災の体験談を踏まえ 「自分の命を自分で守るために」 という授業が行われました。

西金沢学園の立地について、我々の住む日本列島の下にはどのような海洋プレートが沈み込んでいるのか、それによりこの横浜市にはどのような規模と被害が想定できるのか、

一人ひとりが危機感を持つべきであるという内容から始まりました。

その後、金沢区と静岡県熱海市伊豆山地区で実際に発生した土砂崩れ災害の説明へと移ります。

避難指示が発令されるほどの大雨が降り続き、その後晴れ間が見えるほど天気が回復。

しかし、その4時間後に土砂崩れが発生するという事態について、雨をしっかりと吸い込んだ土壌がどれほど滑りやすく危険であるかということを時系列に説明をしてくださいました。

最後に金沢区の土砂災害ハザードマップを示し、皆さんが通っている西金沢学園も土砂災害警戒区域であることを伝え、自分たちはそういうところに住み、通っているということをよく認識し災害は他人事ではないすぐ近くにあるものだということを改めて考えるよう強く生徒へ訴えていました。

今回の授業を通し生徒一人ひとりの防災に対する興味や関心が高まったように感じました。

何事も積み重ねることが大切です。今後もはまっ子防災教材を使って、防災に関する知識を育み、防災・減災力を養っていただければ幸いです。

この度は、防災授業の見学をさせていただきまして誠にありがとうございました。

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