2022年12月19日(月)、横浜市立旭中学校で行われた防災授業を見学させていただきました。
「はまっ子防災プロジェクト」で配布された教材を使用した防災の授業です。
当日は公開授業になっており、様々な方が見学に来られていました。
1年生は全員が体育館に集まり「自助・共助」を学びました。2年生は「風水害」・3年生は「自助・共助・公助」の授業をそれぞれクラスごとに受けていました。
まずは体育館にて、1年生の防災授業を見学させていただきました。
先月の11月5日(土)に行われた地域防災拠点訓練(前回記事URL:https://hamakko-bousai.yokohama/news/kunren1114/)にて、避難所運営訓練を体験した中で、被災時を想定して、自分たちが地域にできることについて学んでいきます。
グループで先日の訓練について良かった点や反省点を考えながら、ワークシートにまとめていきました。そしてグループごとに発表が行われました。
弊社社員も参加させていただき、過去の避難所の画像などをプロジェクターで生徒さんに見せながら、実際の災害時は避難所がどのような状態になるか、避難所でできる役割についてを説明しました。
その後、はまっ子防災プロジェクトのアニメ「いのちのひびき」避難所編の視聴へと進んでいきました。
「いのちのひびき」避難所編は、「自助・共助・公助」がテーマになっており、避難所で共同生活が続くと浮かんでくる問題点、主人公たちをはじめとする避難所で生活している人々の心の葛藤や変化が描かれています。
生徒の皆さんはアニメがはじまるとスクリーンに集中して、視聴していました。
アニメの終了後は再びワークシートを使用して、ガイドでの学習やアニメを通して避難所で自分たちができる自助・共助について考えていきました。
二年生は、各教室で「風水害」についての授業でした。
動画「台風による現象」を視聴し、台風が発生するしくみを勉強していきます。
その後はまっ子防災ガイドを使用して、台風を含む風水害による被害にはどのようなものがあるかを先生が説明していきます。
最後に、はまっ子防災アニメ「いのちのひびき」風水害編を視聴しました。
アニメでは、避難するタイミングや被災時の判断力の大切さが自分や家族の命を助けることになることが学べます。
アニメ視聴後は、この風水害の授業を通して学んだことをワークシートに書き、グループごとに発表がありました。
三年生は「自助・共助・公助」について各教室で授業が行われました。
助・共助・公助とは何なのかを、はまっ子防災ガイドを使って生徒の皆さんがワークシートにまとめていきます。
動画「自助・共助・公助について」を視聴し、公助について学んでいました。
その後、はまっ子防災ガイドから避難所で自分たちができることを皆で調べていきました。
後半は、はまっ子防災アニメ「いのちのひびき」避難所編を視聴し、避難所で想定される状況や、主人公たちの言動についてを考察していきます。
その後、グループワークとして、避難している側の目線と避難所でのボランティア活動についてを考え、意見交換がはじまりました。生徒の皆さんが考え、クラスメイトの意見に耳を傾けたり、自分の意見を発言し、熱気帯びた話し合いがなされていました。
授業が終わった後は、先生方・教育委員会・消防局での授業研究会にも参加させていただきました。
防災授業の感想からはじまり、プロジェクトアイテムへの貴重なご意見もいただくことができました。
他校の防災授業の様子やアイディアなど参考になるお話もうかがえました。また、消防の方々と先生方が今後の安全教育についての意見交換や連携のお話をされていました。
今回の防災授業の見学では、実際に制作したアイテムがどのように学びに活かされているかを、見学することができました。
ご評価いただいた部分も多いですが、改善点や質の向上が必要な箇所もあり、大変勉強になりました。
弊社内でも、この経験を今後に活かして更に中学生の皆さんが防災を学びやすくなるような教材や仕組みを作っていきたいと思います。