2024年12月23日(月) 横浜市立平戸中学校に防災の授業を見学にいきました。
全校生徒659名が各自の教室で、「はまっ子防災プロジェクト」の教材を活用し、防災について学びました。
授業は先生のお話から始まります。各先生方が防災に対する熱意を持って、生徒さんたちに今回の学びの意義を丁寧に説明されていました。
その後、各クラスで「はまっ子防災アニメ」を鑑賞しました。このアニメは防災への関心を高めるきっかけとして活用されており、生徒さんたちは真剣な表情で視聴していました。「この場所知ってる!」という声があがるなど、自分たちの街で災害が起きた場合を身近に感じている様子が印象的でした。
1年生は「はまっ子防災ガイド」を使い、「地震のときにとる行動」「家の外や中に潜む危険とその備え」「災害時に役立つ備蓄品」「地震発生時の避難」などを学びました。特に、学校や家の周辺の危険を予測し合う意見交換では、近くの商業施設や電柱についての積極的な意見が飛び交い、大変活気のある時間となりました。
2年生はアニメ鑑賞後、「はまっ子防災MAP」を使って「避難の流れ」を確認しました。その後、「自助・共助・公助」という言葉の意味を学び、ワークシートを使いながら理解を深めました。
3年生は「自助・共助・公助」をテーマに、ワークシートを活用して避難所での自分たちの役割について考えました。地域住民と協力して避難所を運営する方法や、どのような方に配慮が必要で、具体的にどのようなサポートが求められるのかについて、先生との対話を通じて真剣に考える姿が非常に印象的でした。
このたび、「はまっ子防災プロジェクト」教材を使用した授業を見学させていただき、大変勉強になりました。授業を通じて、生徒さんたちの真摯に考える姿や先生方の工夫された授業の進め方を拝見し、今後の教材の質向上に一層努めてまいります。