2024年11月29日(金)日本アビオニクス株式会社にて、南瀬谷中学校の社会科見学会を見学してきました。
当日は、日本アビオニクス株式会社の坂井田様・山本様を中心に、生徒の皆さんへの説明や体験のご案内が行われました。日本アビオニクス株式会社は社員900名以上を擁する製造業の大手企業で、防衛省向けの設備の他、車やスマートフォンなどに関連する製造装置、 赤外線カメラなど、非常に幅広い製品を手掛けています。まず、同社の概要を紹介するオリエンテーションからスタートしました。多岐にわたる製品ラインアップに、生徒の皆さんは驚き、お互いに顔を見合わせる場面も見られました。
続いて3班に分かれて体験コーナーへと進みます。
体験内容は以下の通りです。
- 研究開発推進室見学/脳波機械体験
- ショールーム見学/マスク接合体験
- サーモグラフィー体験
研究開発推進室見学/脳波機械体験では、サーモグラフィーを含めた様々なカメラの研究の一部を見学することができました。体温を測定するカメラや実際の映像と融合した映像技術など、社員の方々が丁寧に説明してくださいました。生徒の皆さんは手を振ったり体を動かしたりしながら、カメラに映る自分たちの姿を楽しんでいました。
続いて、脳波を計測する機械の体験が始まりました。集中力によってモニターに映し出された図形を変化させる試みでは、生徒の皆さんの歓声が上がり、会場が盛り上がりました。担当社員さんも「これはかなり珍しいですよ!」と驚きの声を上げ、生徒さんも少し照れくさそうに笑っていました。
続いて、ショールーム見学/マスク接合体験です。
この体験では、まず担当社員さんから機械の使い方や注意事項の説明がありました。その後、生徒の皆さんは2班に分かれ、超音波振動を使った機械でマスク本体と紐を接合する作業に取り組みました。初めての体験ながらも手際よく作業を進める姿に、社員さんも感心されていました。
ショールームでは、車の部品や電池の接合技術など、日本アビオニクスが製造する製品が私たちの生活に密接していることを学びました。「この機械はいくらくらいするんだろう?」といった率直な質問が飛び交い、社員さんも笑顔で応じていました。
最後は、サーモグラフィー体験です。
最後のコーナーでは、3~4名のグループで、お湯や水の入ったカップ、段ボール、窓などさまざまな対象物の温度を測る体験を行いました。手で触れた場所の温度変化がサーモグラフィーに映し出されると、生徒の皆さんは興味津々でいろいろな場所を触りながら楽しんでいました。
体験を通しての質問では、「やりがいは?」「入社した理由は?」など、職種だけでなく、働く人にも興味がわいたようでした。
今回の社会科見学会を通じて、生徒の皆さんは日本アビオニクス株式会社の技術力や製造業の幅広い可能性に触れ、ものづくりの魅力や働くことの意義について深く考える貴重な機会となりました。この経験が、将来の進路選択や目標設定に少しでも役立つことを願っています。