はまっ子防災プロジェクト概要

はまっ子防災プロジェクトとは

「はまっ子防災プロジェクト」は、横浜市内の中学生が防災について分かりやすく学ぶことを目的とした教育プロジェクトです。

プロジェクトの目的

このプロジェクトは、中学生が自らの命を守るための防災を楽しく学ぶことを目指しています。若年層に防災に関する知識と意識を積み重ねることで、10年、20年後の市内における自助・共助の力を向上させることを目的としています。生徒たちの取り組みを通じて、地域の共助の輪を広げ、横浜市の防災力と減災力の向上を目指していきます。

プロジェクトの内容

横浜市危機管理室および横浜市消防局が監修した教材を、横浜市教育委員会を通じて市内の全市立中学校に配布します。これにより、生徒の皆さんは防災についての学びを深めることができます。なお、これらの運営費は企業の協賛によって賄われます。企画、制作、運営は株式会社ペガサスが行います。

プロジェクト概要

プロジェクトサークル

横浜市のハザード情報を基に、教材を作成し、市立中学校に配布し、授業で活用することになりました。これらの教材やアイテムは、生徒が自宅に持ち帰り、家族に共有されます。また、企画の情報は学校のPTAを通じて事前に保護者に共有されます。教材の内容は、授業を受けた後に防災に関する知識やアイテムを持ち帰り、家族会議を実施できるよう工夫されています。
本プロジェクトを通じて、家族の自助と地域に広がる共助の促進が期待されます。もしも横浜市で災害が発生した際には、自助と共助が強化されていれば、行政からの支援には時間的な余裕が生まれ、選択肢も増えると考えられます。このような好循環を目指して取り組んでまいります。

発行部数 50,000部
配布先 市内の公立中学校
教材 1年生に配布(3年間使用)
配布方法 教育委員会を介して担任教師より配布
配布日 9月1日
規格 防災ガイド:A4フルカラー/44ページ
防災マップ:A2フルカラー
オリジナル防災BOX:A4フルカラー
付録:はまっ子防災非常用トイレ
防災アニメーション※ストリーミングで配信
その他配布先 市民防災センター
各区・市役所
公的施設など

配布教材

導入  はまっ子防災アニメーション

第一話地震火災津波
第一話「地震」編

横浜に住む中学生である横峯駆は転校してきた浜音響とクラスメイトと共に横浜みなとみらいを訪れる。そんな中、関東沿岸部を中心とした大地震が起こる。

第二話風水害
第二話「風水害」編

避難所へとたどり着いた駆と響たち。駆は家が倒壊し父と母ともに連絡がつかず不安の中にいる。混乱の中で冷静に対処した響からは、かつての巨大台風による自身の被災経験が語られる。

第三話自助共助公助
第三話「避難所」編

避難所での生活も次第に慣れ少しずつ日常を取り戻していく駆。しかし、未だに父と母とも連絡の取れない中、妹の面倒や見知らぬ避難者達との共同生活でストレスに苛まれていく。

知識   はまっ子防災ガイド

はまっ子防災ガイド2024

横浜市監修の「はまっ子防災ガイド」は襲ってくる災害に特化した内容で、3章から構成されていて各章を各学年で使用することで3年間使用できます。1,2年次は理科単元、3年次は道徳単元など、クロスカリキュラムで防災が学べる仕組みになっています。また、GIGAスクール構想で活用できるように、ページの各所にQRコードを配置して読み取ることで関連動画を視聴することができます。(1年:地震,津波,火災 2年:風水害 3年:自助・共助・公助)
【監修:横浜市 校閲:東京書籍㈱】

 先生用ガイド解説書

 

教師用解説書
授業で扱う際、先生方の下調べの時間を短縮し、準備効率化を図るツールになっています。官公庁等が発信している正しい情報をもとに、安心して授業に取り組むこごができる内容になっています。

主体性 はまっ子防災MAP

自分の住んでいる家の災害リスクを調べることができます。近くの避難所や避難所までの経路を想定し自分で考え、いざという時に行動できる力を身につけます。【制作:㈱ゼンリン 情報提供:横浜市】

意識 はまっ子防災BOX

自分で組み立てられるお手軽な備蓄ボックス。避難所に準備されにくいオリジナル備蓄品を自ら考えて収納できます。また、自分だけでなく家族全員で防災意識を高め合うための、ツールとしてもご利用いただけます。

興味 非常用トイレ

袋と吸水シートが一体となっており、水入らずで抗菌消臭にすぐれていますので衛生面でも安心ができます。

プロジェクトフロー

プロジェクトフロー

プロジェクトの構成は地域の企業様からの協賛で成り立ちます。各アイテム内の広告スペースやはまっ子防災サイト内の企業PRページで協賛企業の皆様を紹介しています。

防災プロジェクトを通じて、行政と教育委員会、地域の企業や住民のつながりを密接にしていくことで、自助共助を強く感じ自分たちの力で自分たちの街を守ることができます。

このような行政・企業・学校の連携に中学生が防災について学び、その積み重ねが10年20年後の横浜市が災害に強い街になることを目指しているプロジェクトです。

みなさん一人ひとりの意識が、みなさん自身を、この街を変えていく大きな力になります。

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