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2024年12月18日(水) 横浜市立笹下中学校にて開催された職業講話に行ってきました。

2024年12月18日(水) 横浜市立笹下中学校にて開催された職業講話に行ってきました。

笹下中学校外観

当日は中学1年生を対象に開催され、たくさんの企業が参加されていました。

そのうち、はまっ子を介してご参加いただいた企業は5社いらっしゃいました。(敬称略 順不同)

1.株式会社tvkコミュニケーションズ

2.JNC株式会社

3.J&T環境株式会社

4.東日本高速道路株式会社

5.ハウス食品グループ本社株式会社

 

生徒さんたちは、約10名弱に分かれ各講話を聞きました。

 

1社目は株式会社tvkコミュニケーションズの大谷様からの講話です。

講話をするtvkコミュニケーションズの方

最初に、tvkコミュニケーションズの会社紹介が行われ、映像制作や配信だけでなく、イベント運営や施設管理など多岐にわたる事業内容が紹介されました。その後、大谷様ご自身の職業人生を年表で表し語っていただき、これまでの経験や歩みに触れる機会となりました。

「メディアとは?」という問いかけに対し、生徒の皆さんは真剣に考え、積極的に発言する姿が印象的でした。メディアについては「情報をつたえる・つなぐ」という答えが示され、それを踏まえたさまざまな業務やイベントの具体的な説明が続きました。

講話を真剣な様子で聞く中学生たち

特に、公民連携事業の一環として行われた「食品ロス削減+プラスチック対策プロモーション協働事業」の話では、「日本人が一日に捨てている食品の量はおにぎり1個分」という具体例が挙げられ、食品ロス問題が生徒の皆さんにとって身近に感じられる内容でした。この取り組みを通じて、メディアが社会課題の解決に果たす役割について学ぶ機会となりました。

また、「共通の目標に向かって協力することで、豊かなアイデアや解決策が生まれ、新しい価値が創造される」ということを学び、いっしょに学び合うことの重要性を教えていただきました。

講話をするtvkコミュニケーションズの方

最後に、大谷様から中学生の皆さんに向けて、「多様な価値観に触れること」「実際の体験を大切にすること」という大事なメッセージが伝えられ、学びの締めくくりとなりました。

 

続いて、東日本高速道路株式会社の木原様と笠原様による講話が行われました。

講話をする東日本高速道路の方

最初に、会社概要の説明や、同社が皆さんのまちでどのような役割を担っているかについての紹介からスタートしました。講話の途中にはクイズが交えられ、生徒の皆さんとの対話形式でテンポよく進行していきます。高速道路に関する話題は身近であるため、生徒の皆さんも大きくうなずきながら理解を深めている様子が印象的でした。

講話を真剣な様子で聞く中学生たち

同社の業務については、「高速道路を①つくる、②守る、➂価値や機能を高める」という説明があり、同社とグループ会社の役割や関係についても紹介されました。また、「高速道路」が「まちとまちを結び、自動車のスムーズで快適な移動を実現する」という社会的役割を持ち、国にとっても「大動脈」といえる重要な存在であることが語られました。

後半では、東日本大震災発生時の高速道路の応急復旧や開通前の道路活用についてのお話がありました。震災時には、物資を届けたり、レスキューの方々の移動を助けたりすることで、高速道路が人々の命や生活を守る役割を果たしていることを知り、生徒の皆さんは驚きと感動をもって聞き入っていました。特に、応急復旧の迅速さに驚いた表情を見せる生徒の皆さんの姿が印象的でした。
講話をする東日本高速道路の方講話の中で、「”人助け”が小さいころからの将来の夢だった、現在の仕事がとても楽しい」と笑顔で語られると、生徒の皆さんから「どんなことが目標ですか?」「夢のために何をしましたか?」と、次々に質問が飛び交い、活発な交流が行われました。
最後に「大人や社会が言っていることだけでなく、自分で調べ、物事の本質を知ることが大切」という心に響くメッセージをいただき、講話は締めくくられました。
貴重なお話をありがとうございました。

 

続いて、JNC株式会社の熊谷様による講話が行われました。

講話をするJNCの方

まず初めに熊谷様の自己紹介とJNCの事業紹介から始まりました。同社は化学会社ですが、生徒の皆さまの生活の身近にもある「液晶テレビ」、「コンタクトレンズ」、「ビニール袋」、「オムツ」など、さまざまな物に化学素材は使われており、その素材とは一体何かを生徒の皆さまにも分かりやすく紹介してくださいました。同社はアジア圏に向けて事業を展開している企業で化学工場の規模の大きさに生徒の皆様は驚いている様子でした。

講話をするJNCの方

世界の様々な会社様に信頼を得ているJNCですが、「物を売るわけではなく、価値を売る」という気持ちで仕事に取り組んでいるとのことです。仕事をする上での大事な部分は「相手との信頼関係」や「自分の役割、やるべき仕事をしっかりと行う」ことで、中学生活で「言いたい事をまとめる力」「相手の言いたい事を掴む力」「自分と相手の言いたい事の違いをわかる力」を付ければ将来ちゃんと役に立つという熊谷様のアドバイスを聞きメモをとる生徒の皆さんでした。

事業の話以外にも、生徒の皆さんが今送っている学校生活で大事にするべきことや今後の人間関係で大切にするべきことなど重要なメッセージを沢山語ってくださり、真剣に聞く生徒の皆様が印象的なインタビューでした。

熊谷様、貴重なお話ありがとうございました。

 

続いて、J&T環境株式会社の佐藤様による講話が行われました。

講話をするJ&T環境の方

「海洋汚染」や「地球温暖化」などの近年話題になっている地球環境のお話から始まり、その対策となる「リサイクル」などの活動に力を入れている同社の事業内容についてお話いただきました。「ミラクルリサイクル」という言葉をテーマに、百貨店やスーパーなどの商業施設から出たゴミを回収し工業でリサイクルをし、全く新しい資源に変え、新しい商品を生み出すという好循環を作り出しているそうです。レストランなどスーパーの食べ残しや売れ残った食品を、野菜を作るための肥料に変えたり、プラスチックゴミを洋服などの繊維に変えたりなど様々な「リサイクル」で地球に優しい活動をしている企業で、生徒の皆さんも関心の眼差しで説明を聞いている様子が見られました。

講話をするJ&T環境の方

J&T環境は地震などの災害が起きた際にガラスが割れたりなどで発生する「災害ゴミ」にも対応できるよう日頃からシミュレーションや訓練などを行なっているそうです。

仕事をする上で楽しい事だけではなく大変な事ももちろんあり、もし壁にぶつかってしまった時は「座右の銘を持つ」ことと「幸せは途切れながらも続く」という言葉を思い出して、乗り越えてくださいと生徒の皆さんに素敵なアドバイスがあり、インタビューは終了しました。

佐藤様、貴重なお話ありがとうございました。

 

最後に、ハウス食品グループ本社株式会社の堀井様による講話が行われました。

講話をするハウス食品グループ本社の方

初めにハウス食品とはどんな会社か?というところから製造業についての話を生徒の皆さんに詳しく説明されていました。

ハウス食品は主にスーパーなどで誰もが一度は目にした事のあるカレーの素、レトルトカレーなどを製造している日本を代表する企業ですが、その商品を世に売り出すまでの製造工程や商品のパッケージ決め、味の決め方、売る際の宣伝方法(プロモーション)など一連の流れのお話をしていただきました。

講話をするハウス食品グループ本社の方

スーパーで何気なく見かけていたパッケージにも人の目に入りやすい色味や、商品のイメージを壊さないようなデザインなど沢山の工夫が施されているそうです。

「作る時の工夫などはありますか?」という生徒さんの問いに、地域によって好きな味が違うので、そこの地域にあった味を販売していると仰っていて生徒のみなさん驚いている様子が見られました。

最後に「趣味でなんでも、将来仕事にならなくてもとにかく好きな事は続けてみると絶対にいい事がある」という素敵なアドバイスをいただき、講話は終了になりました。

堀井様、貴重なお話ありがとうございました。

 

今回は、「SDGsを達成するための取り組み」をテーマに、生徒の皆さんがグループごとに発表を行い、講師の方々にプレゼンテーションをする企画が実施されました。

発表では、「地域ラジオをつくる」「地域アプリをつくる」「道路にホームドアを設置する」といった、ユニークで斬新なアイデアが次々と飛び出し、講師の方々も感心しながら耳を傾けていました。次世代の社会人としての頼もしさや聡明さが感じられる発表に、場内は和やかな雰囲気に包まれました。

講師の方々と生徒の皆さんが笑顔で交流する様子が印象的で、とても楽しい時間を共有することができました。

はまっ子防災プロジェクトは今後も中学生のキャリア教育をサポートし続ける所存です。

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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