NEWS

2024年11月26日(火)横浜市立蒔田中学校にて開催された職業講話に行ってきました。

2024年11月26日(火)横浜市立蒔田中学校にて開催された職業講話に行ってきました。当日は中学年生を対象に行われ、はまっ子を介してご参加くださった協賛企業様5社が講話をしてくださいました。

1.泉陽興業株式会社
2.大洋建設株式会社
3.シンポー情報システム株式会社
4.グレイスホテル株式会社
5.JNC株式会社 

生徒さんは、希望する企業の教室に各20人~25人に分かれて講話を聞きました。


1社目は泉陽興業株式会社の船田様・矢嶋様からのお話しです。 泉陽興業株式会社は、横浜みなとみらいのエアキャビン(ロープウェイ)をはじめ、日本各地で観光施設を開発・運営し、賑わいのある街づくりを目指している企業です。同社は企画、建設、経営、施工、運営と幅広い部門を担当しており、観光地の魅力向上に貢献しています。

今回、エアキャビンの開発経緯について詳しく伺い、現場で働く広報の矢嶋様からは、接客や現場の具体的な仕事内容、そして実際に経験した大変な出来事などを教えていただきました。また、泉陽興業はエアキャビンのほかにも、コスモワールドやマザー牧場といった全国的に有名な観光施設を運営しており、これに生徒たちは驚きの声をあげていました。 

質疑応答では、「どのような人が向いていますか?」という質問に対し、「人と接するのが好きで、長期にわたるプロジェクトに取り組める人が向いている」と回答。また、「コラボグッズを考えるのは楽しいか?」という問いには、「楽しいが、キャラクターに関する規定を守りつつファンに喜んでもらえる商品を作るのは大変」とお答えいただきました。
泉陽興業株式会社の舩田様、矢嶋様に貴重なお話をありがとうございました。


続いて、大洋建設株式会社の山田様よりお話しをいただきました。
まず事業内容についてクイズを交えてご紹介いただきました。日本の労働人口のうち建設業に携わる方が全体の7%にのぼるというお話では、生徒たちはその多さに驚きの表情を浮かべていました。また、建設業は「建築」と「土木」に分けられることを説明され、大洋建設様が「建築」の部門に属する企業であることを分かりやすくお話しくださいました。

後半では、建設業界の具体的な部署について丁寧にご紹介いただきました。また、取得するとキャリアに有利となる資格や、その資格がないとできない仕事についても詳しくご説明くださいました。さらに、働く上で大切な要素として、コミュニケーション能力や責任感の重要性についてもお話しくださり、生徒の皆さんがうなずく仕草から、少し具体的に「働く」ということがイメージ化できたように思えました

質疑応答では、生徒たちの熱心な質問に対し、「みんなのおうちはこのくらいの価格がするんですよ!」といった親しみやすい言葉で回答されており、その場は笑顔に包まれていました。生徒の皆さんの明るい表情が印象的で、山田様のお話がしっかり心に響いたことがうかがえました。 全体を通して、生徒さんが建設業や仕事への理解を深めるとともに、将来を考える良い機会になった素晴らしいお話でした。

山田様、ありがとうございました。 


続きましてシンポー情報システム株式会社、酒井様からのお話です。

まずは、「ITとは何か?」という話題から始まりました。実は、エアコン、冷蔵庫、テレビ、スマートフォンなど、私たちの生活に欠かせない多くのものにITが活用されており、暮らしを豊かにしていることが紹介されました。そして、それを支えるエンジニアの仕事について詳しく教えていただきました。 

シンポー情報システム株式会社では、ITを活用したユニークな取り組みとして、運動会を会社で開催しているとのことです。例えば、作成したQRコードを読み取ると、競技に出場する従業員やチームごとの得点をリアルタイムで確認できる便利なシステムを構築しており、その技術力に生徒たちは興味津々でした。 

質疑応答では、「ひとつのシステムを作るのにどのくらい時間と人数が必要か?」という質問に対し、「システムの規模によりますが、大規模なものでは100人で3年、小規模なものでは1週間で完成することもあります」との回答がありました。また、「システムを作る上で気をつけていることは?」という質問には、「自己満足ではなく、利用者の立場に立って必要なものを考えることが大事」とお答えいただきました。 

酒井様、興味深いお話をありがとうございました。 


続きましてグレイスホテル株式会社林様からのお話です。 

グレイスホテル宿泊課の林様は、中学生の時に鑑賞したハイスクールミュージカルという映画をきっかけに、海外の生活に憧れを持ったそうです。大学時にはイギリスとオーストラリアに留学をし、身につけたコミュニケーション力や語学力を元に、人と接する仕事に就きたかった林様はグレイスホテルに就職、今年入社10年目となり現在は宿泊課のチーフを努めています。 

宿泊課は初めて宿泊されるお客様をお出迎えするセクションになります。第一印象となる身だしなみや言葉遣い、話す内容など良い印象を持っていただく大事なポイントなどを生徒の皆さんにお伝えしていました。 


続きまして、JNC株式会社の熊谷様の講話です。

続いて、JNC株式会社の熊谷様に講話をしていただきました。 

多岐にわたる技術や製品が私たちの生活にどのように関わっているかのご説明からのスタートです。例えば、カーナビ、ビニール袋、スマートフォンなど、身近な場所でJNC様の製品が活躍しているというお話に、生徒の皆さんは真剣な眼差しでスライドや説明に見入っていました。 

バイオ科学の分野では、微生物を使った汚水処理技術について紹介があり、処理施設に囲いがないにもかかわらず、悪臭がほとんどしないことに生徒たちは驚いていました。このような成果は研究の積み重ねによるものであり、「基礎がなければ応用はできない」という大切な考え方を学ぶ機会ともなりました。

後半では、熊谷様の職務内容についてのお話があり、展示会出展や広報活動をはじめ、幅広い業務がすべてコミュニケーションに深く関わっていることが強調されました。その中で、「遊びを含めたコミュニケーションが全てにつながる」というメッセージは、生徒たちにとって印象深いものでした。 

また、JNC様の理念である「よろこびを科学に」「明日につながる素材をつくり、科学の力で未来を守る」という言葉を通して、「知ること」が未来を守ることにつながるという重要な教えも伝えられました。この理念が、科学やものづくりへの興味を深めるきっかけとなり、生徒の皆さんはそれらを身近に感じられたようです。 

 熊谷様のお話は、科学やものづくりの可能性について具体的かつ親しみやすく伝えるもので、生徒の皆さんにとって学びの多い時間となりました。 

熊谷様、貴重なお話しをありがとうございました。 

 今回の職業講話を通じて、生徒の皆さんはさまざまな業界や職種の魅力、そして社会で働くことの意義について学べたように感じました。それぞれの講師の方々からのお話は、生徒さんたちにとって、新たな視点や具体的な将来像を描くきっかけになったように思います。ご協力いただいた企業の皆さま、心より感謝申し上げます。はまっ子防災プロジェクトは、今後も地域の輪が広がり地域社会の好循環ができることを目標に学校と企業をつなぐお手伝いをしていきたいと考えます。

 

 

TOP