NEWS

横浜市立城郷中学校にて開催された職業講話に行ってきました

2024年3月1日(金)横浜市立城郷中学校にて開催された職業講話に行ってきました

城郷中学校正門

当日は中学一年生を対象に行われ、はまっ子を介してご参加くださった協賛企業様は2社いらっしゃいました。

  1. 大豊建設株式会社       
  2. シンポー情報システム株式会社 

生徒は、希望する企業の教室に各15人~20人に分かれて講話を聞きました。

1社目の講師は、大豊建設株式会社中西様、髙田様です。

大豊建設中西様

まずは、建設会社とゼネコンの違いについてのお話からです。
建設会社は、主に「設計・施工」など、地域に密着したプロジェクトを行う会社のこと。
一方、ゼネコンは「設計・施工・研究」など、大規模なプロジェクトを担う総合建設会社のこと。

大豊建設株式会社はゼネコンに分類され、施工内容は

・道路
・橋
・トンネル
・マンション
・商業施設 などなど

これまでの実績として、レインボーブリッジの一部を施工したという紹介もあり、生徒たちは驚きの表情で聞き入っていました。

大豊建設中西さん

続いては、大豊建設が手掛けている「雨水貯留施設」についてのお話です。

近年の局所的な集中豪雨などから浸水被害を防ぐため、一時的に雨水を貯水するという施設に注目が高まっている中、大豊建設では「川の下に川をつくる」をテーマに人々を水害から守るプロジェクトを推進しているとのことです。

まず生徒たちは、はまっ子防災マップを見ながら自分たちが住んでいる場所について、洪水浸水範囲や危険性を確認し、その施設の必要性を学びました。

大豊建設独自のシールドマシンを使って雨水を逃がす空間作りをし、水害から横浜市を守るため地下深くにシールドトンネルを建設しているとのことで、その構造や掘削などの工事内容については、動画を用いて詳しく解説をしてくださいました。
生徒たちもイメージを持ちながら理解ができ、非常にわかりやすくとらえられたようでした。

最後に生徒の皆さんから多くの質問がありました。一部を以下に紹介いたします。

■シールド工法やゼネコンの仕事に関する質問
・シールドマシンを作るのにはどのくらいのお金が掛かりますか?
・仕事は誰から頼まれるのですか?
・仕事をしていて楽しかった事・つらい事はありましたか?
・仕事にやりがいはありますか?
・給料はどのくらいもらえますか?
・どんな人に会社に入って欲しいですか?

どの質問も具体的で、生徒が将来の職業について真剣に考えている姿勢が見受けられました。
大豊建設株式会社中西様、髙田様ありがとうございました。

酒井さん

続きまして、シンポー情報システム株式会社酒井様からのお話です。

はじめに酒井様の自己紹介と会社の紹介がありました。
トヨタモビリティ神奈川のグループ会社で、主にIT関連の部門を担っている会社とのことです。

皆さんITって何だか分かりますか?という質問からスタートです。

IT技術は、情報を取得、加工、保存、伝送するための科学技術であり、身近にどんなものが存在しているのか説明をしてくださいました。
家にある洗濯機・テレビの家電など、自動でいろいろなことをやってくれ、人々の暮らしを楽にしたり便利にしてくれるのがIT技術であるということ。
また、意外に思うかもしれませんが、YouTubeもそのひとつであると紹介がされ、生徒は皆一様に驚いていました。
ITは私たちの生活に欠かせないものであり、この先、必要不可欠な業界であること、
社会全体でもITの利用は幅広く活用されていて、それにより、楽しく便利に生活ができているということを改めて感じるお話でした。

続いて、これらIT企業で働くシステムエンジニアと呼ばれる職種についての仕事内容をお話いただきました。
大きく3つのステップに分かれており、それを体育のダンス授業に例え、説明してくださいました。

  1. 考える・・・ダンスを企画する →問題を把握したり原因を調査したり改善の提案を行うこと
  2. 作る・・・・振付を作る →システム設計やプログラミング・テストを行うこと
  3. 動かす・・・ダンスを披露する →実際に運用するお客様に利用方法を説明すること

これらをシステム化する事で、便利な生活が可能になる。システムエンジニアは、アイデアを考えたり問題解決の仕組みをつくる仕事であるため、他の人と違った視点から物事を見ることができる発想力が豊かな人に向いているというアドバイスをいただきました。

シンポー情報システム様

次に酒井様ご自身が仕事をする上で感じたことをお話ししてくださいました。

つらいことは、自分のミスで自分以外の人に迷惑をかけてしまうこと。
しかし、難しい仕事や複雑なシステムが思い通りに動いた時やお客様から感謝されたときは、やはり楽しく感じるとのことでした。
仕事は一人では出来ません。仲間と一緒にやり遂げて達成感を得ることこそが不可欠であるというリアルな思いをお聞かせいただきました。

最後に生徒の皆さんへメッセージを贈ってくださいました。

・挨拶はきちんとしましょう。
・感謝の気持ちを持ちましょう。
・仲間は大切。一緒に楽みましょう。
・勉強も遊びも目の前のことを全力で取り組みましょう。
・いろいろな事に興味を持ちましょう。

これらを心掛けると、将来社会に必要とされる人にきっとなれます。
ぜひ、いまから意識してください。と温かい言葉で最後締めくくっていただきました。
シンポー情報システム株式会社酒井様ありがとうございました。

今回の講師の方々のお話を実際に聞き、社会には様々な仕事や職種があることをはじめ、仕事に対する具体的なイメージができ、生徒の皆さんは自分事として捉えることができたようでした。講師の皆さま、誠にありがとうございました。
はまっ子防災プロジェクトは、今後も地域の輪が広がり地域社会の好循環ができることを目標に学校と企業をつなぐお手伝いをしていきたいと考えます。

TOP